歯科衛生士の仕事内容

歯科衛生士の仕事内容

歯科衛生士は、単に“歯の掃除をする人”ではありません。
専門的な知識と技術をもとに、患者さまの健康を長期的にサポートする重要な医療職です。
当院では、予防歯科を中心とした診療スタイルの中で、歯科衛生士が主体的に活躍しています。

1. 予防処置(スケーリング・PMTC・エアフローなど)

歯科衛生士の最も基本的かつ重要な業務が、虫歯や歯周病を未然に防ぐための「予防処置」です。
当院では、スケーリング(歯石除去)やPMTC(専用器具による清掃)に加え、エアフローによるバイオフィルム除去も取り入れています。
精密なケアを通じて、患者さまの口腔内の健康維持をサポートします。

2. メインテナンスと定期検診の実施

初期治療が終わった患者さまに対しては、定期的なメインテナンスが欠かせません。
担当制のもと、口腔内の変化を長期的に観察し、再発のリスクを最小限に抑えるための管理を行います。
衛生士主導のメインテナンスにより、患者さまからの信頼も厚く、「またあなたに診てほしい」という声をいただくことも多くあります。

3. TBI(ブラッシング指導)と生活習慣アドバイス

患者さまのセルフケアレベルを高めることも、歯科衛生士の大切な役割です。
TBI(Tooth Brushing Instruction)では、患者さま一人ひとりの口腔状態やライフスタイルに合わせたブラッシング方法を指導します。
食生活や喫煙、睡眠といった習慣に関するアドバイスも含め、総合的なサポートを提供します。

4. 歯周基本治療(SRPなど)

歯周病の進行を抑えるために、歯肉縁下の歯石やバイオフィルムを除去するSRP(スケーリング・ルートプレーニング)を行います。
麻酔下での処置となる場合もあり、高度な技術と理解が求められますが、歯科衛生士にとって非常に専門性の高いやりがいのある業務です。

5. 初診カウンセリングとリコール管理

新規の患者さまに対しては、口腔内スキャンや問診、ライフスタイルに関するヒアリングなどを担当します。
初診時の印象は、今後の通院にも大きな影響を与えるため、歯科衛生士の対応力が問われる重要な場面です。
また、リコール(定期検診)の案内や管理も、患者さまの通院習慣を支える大切な業務のひとつです。

6. 診療補助(ドクターアシスタント)

医師による診療の補助として、診療準備や器具の受け渡し、治療中の患者対応などを行います。
当院では衛生士の本来業務を優先しながら、チーム医療の一員として必要な場面でアシスト業務に加わっていただいています。

7. 医院全体の運営サポート

診療以外にも、在庫管理や衛生管理、ミーティングでの意見交換など、医院全体の運営にも積極的に関わっていただきます。
衛生士としての専門性を活かしつつ、組織の一員として多角的に活躍していただける環境です。

当院では、歯科衛生士が「手に職」以上の誇りを持てるような働き方を大切にしています。
専門性を高めながら、患者さまと向き合うことにやりがいを感じられる職場で、あなたらしいキャリアを築いてみませんか?

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